一応医療系専門職のアラフォーが、カープ選手のケガについて考える【腰椎椎間板症】

その他

栗林投手の腰痛の原因になった、腰椎椎間板症って何?
腰椎椎間板ヘルニアとの違いは?
投球練習して大丈夫なの?
そんな疑問について考えていきます!

栗林投手の早期回復を祈っています。

こんにちは、管理人なっちゃんです。

今回は、WBCから無念の離脱をした、栗林良吏投手

腰痛の原因となった、腰椎椎間板症について、説明していきます。

一応医療専門職なので、あまり外れたことは言っていないと思いますが、

ファンの1つの見方と思っていただけたら幸いです。

腰椎椎間板症とは?:骨と骨の間の椎間板が固くなり、すきまが狭くなって痛みを生じている状態。

下の写真を参照してください。

1.正常な椎間板

正常な椎間板は、骨と骨の間に入っています。

弾力があり、衝撃を吸収して、骨や神経を守っています。

正常な椎間板は、MRIを撮ると、白く映ります。

2.椎間板症

椎間板症になると、弾力がなくなり、衝撃を吸収しにくくなります。

少しずつ神経を圧迫し、痛みが生じることもあります。

骨と骨のかみ合わせが悪くなり、安定性が低下します。

この状態の椎間板は、MRIを撮ると、黒く映ります。

おそらく、栗林投手は腰のMRIを撮り、黒く映った椎間板があったと思われます。

手書きが汚くてすみません…

腰椎椎間板症が進行すると:腰椎椎間板ヘルニアや、腰椎すべり症になることも。

上の写真を参照してください。

腰椎椎間板症ですが、何もせず放っておくと、別の病気に移行することがあります。

3.椎間板ヘルニア

椎間板の中身が飛び出し神経を圧迫している状態を、椎間板ヘルニアといいます。

強い腰痛や足のしびれ、じっとしていても痛いなど、

一般的に椎間板症より症状は重いです。

症状がひどく、歩けないなどの場合は、手術をすることもあります。

MRIを撮ると、はっきりと神経を圧迫しているのが分かります。

球団発表が腰椎椎間板症だったので、

栗林投手は、腰椎椎間板ヘルニアには、なっていないと思われます。

4.すべり症

骨と骨のかみ合わせが悪くなり、

下の骨から上の骨がずれた状態を、すべり症といいます。

遺伝の要素が大きいですが、スポーツをする男性は、

腰椎の前方すべり症を、発症する方がいます。

力が抜ける感じがする、太ももの裏側が痛い、等の症状があります。

こちらもMRIを撮ると、ずれているのがはっきりと映ります。

そのため、球団発表通りであれば、

栗林投手はすべり症にも、なっていないと思われます。

現在するべきことは?:痛みがひどくないなら、練習もできる状態。運動後のケアは必須!

現在の状態で、手術等の積極的な治療の必要はないと思われます。

痛みが出ないのであれば、投球練習やランニング等を行ってもOKです。

ただ、運動後に痛みが出ることは多いので、

翌日の様子を見て、運動強度を決める必要はあります。

当然、運動後のストレッチ(腰や股関節を重点的に)や、休息は必要です。

疲れが溜まると、痛みが出やすいので、

連投や、遠征の帯同などで、痛みが出ないかが心配ですね…

慎重な調整をお願いします。(宮島の「杓子の家」で買った開運しゃもじ)

この記事のまとめ

腰椎椎間板症は、椎間板が固くなり、骨と骨の間が狭くなっている状態。衝撃を吸収しにくくなったり、神経を少し圧迫したり、骨と骨のかみ合わせが悪くなっている。

・腰椎椎間板症が進行すると、腰椎椎間板ヘルニアや、腰椎すべり症になることもある。どちらも腰椎椎間板症より、症状は重いことが多い。

・現在の状態で、すぐに手術等の治療は必要なし。運動後のケアを入念にして、運動強度を決める必要はあり。

それではマツダスタジアムでお会いしましょう!またね~☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました